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これも薦めてもらって読みました、ありがとうございます


大好きな作家恩田陸さんが解説に次のように書いています。

あなたはラッキーだ。私たちは、母国語で読める、しかも私たちが読むべきファンタジーにようやく巡りあったのだ。

この言葉だけで充分かもしれない。
僕も同じように感じました
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第5回本屋大賞に輝いた伊坂幸太郎さんの作品です

「伊坂幸太郎的に娯楽小説に徹したらどうなるか」という発想から生まれたというこの作品は、確かに素晴らしいエンターテインメント作品でした
さすがは伊坂幸太郎さんという巧みな物語の構成です。

首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇!
なんかハリウッド映画にありそうな設定ですが、真犯人を探して大暴れしてとりあえず大爆発で恋人と抱き合ってハッピーエンドみたいな軽い物語ではありません。
かと言って、重ーく暗ーい物語でもありません。
そのバランスが絶妙だから、これほどおもしろく、同時にメッセージ性も強い読み応えのある小説になっているのだと思います。

この作品を読んで強く感じたのは、「事件」は偶然起きるのではなく、意識的に或いは無意識的に作られるということ。
そして、人との「繋がり」の不思議と強さです

貸してくれてありがとう


「逃げろよ。無様な姿を晒してもいいから、とにかく逃げて、生きろ。人間、生きててなんぼだ」

また貸してもらっちゃいました

この第二作では現実世界と異界が関わりをもって物語が進んでいきます。
印刷技術や車などの「科学」が異界に伝わりはじめ、異界は便利さと引き換えに素朴な生活を失い、異界の人々は混乱していきます。
逆に人間界でも「魔法」についての研究が行われ、その新しい力を軍事ビジネスに利用しようとします。

この物語がおもしろいのは、グリフォンやドラゴンなど多くの伝説上の生物が登場する王道ファンタジーであるにもかかわらず、決して現実世界と無関係の夢物語となっていないこと。
僕たちの世界における「科学」や「政治」について新しい角度から考えさせられます。

もちろん難しいことを考えなくても、第一作では病気で何事にも自信がなかったフェリックスの成長ぶりや、意思をもった魔法のじゅうたんに乗って冒険などとってもおもしろいです

三作目は貸してくれる人がいま読んでいるので、楽しみに待っています

とても思い出深く大切な歌が主題歌になっていたので、手にとった映画です

映像や音楽にこだわりが感じられ、とてもとてもきれいなアニメーションでした。

白い雪の一片が舞い降りるスピード
電車があの駅へと近づくスピード
大切な手紙が届くスピード
帰り道を二人で歩くスピード
ロケットが宇宙へと飛び立つスピード
波が崩れるスピード
二人の距離が近づいていくスピード
あるいは離れていくスピード・・・
どれほどのスピードならば、もう一度会えるだろうか。

さまざまなスピードがテーマとなり、一つ一つは短いけれどとてもとても切なく、あの歌と重なる物語でした。


「知ってる?」
「桜の花のおちるスピード」
この一ヶ月の間に、エリザベスが出産してました
エリザベスというのは、一番お気に入りの猫ブログ『ふちゃぎん家』のお姫様猫です

『ふちゃぎとエリザベス』という本の中では、本当にちっちゃなおてんば子猫でした。
成長して、たねきかと思うほどシッポが太くなり、美しく優雅な猫になってました。

そのエリザベスがついに出産・・・。
もう5匹の子猫のお母さんです

エリザベスの子どもたちは、やっぱり可愛すぎます
エリザベスもすっかりお母さんの顔になっていて、しっかり子猫たちのお世話をしているようです。

どうか5匹とも元気に育ちますように
また「ふちゃぎん家」の猫たちの成長を見ることができて、本当に癒されます
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