ゴールデンスランバー

映画『ゴールデンスランバー』をみました
伊坂幸太郎さんの原作もだいぶ前に読んでいたのですが、そんなに印象に残っていなかった。
ですが、疾走感もあり、笑いもあり、感動もあり、いい映画でした

首相暗殺犯に仕立て上げられてしまった男の逃走劇―
なんて言うと、ハリウッドでもそんな感じの映画よくあるよねって思われそうですが、全然違うのでご安心を。

大事なのは、情報操作や黒幕なんかじゃない。
大事なのは、この同じ花火を、どこかであの人も見ているか、ということ。


劇中に流れるビートルズの『Golden slumbers』がとてもいい。
あの家へと続く道をおもいながら、黄金のまどろみを…。

Once there was a way
To get back homeward
Once there was a way
To get back home

Sleep, pretty darling, do not cry
And I will sing a lullaby

Golden slumbers fill your eyes
Smiles awake you when you rise
Sleep, pretty darling, do not cry
And I will sing a lullaby

最高の…

もう言葉はいりません。
ただ、魅せられて…

銀盤にて

２人の少女は、輝く銀盤に降り立ち、その時を待つ。

仮面舞踏会が、007が、始まる。

スケートの神様に愛された２人の少女は、今日この世界に「天才」の証明をしてみせました。

最高の演技をした浅田真央に、最高の演技で応えたキム・ヨナ。
２人が同じ時代に生まれた運命がみえるようです。


２人に続くのは、逝ってしまった最愛の母への想い胸に滑るジョアニー・ロシェット。
あれほど想いが溢れる演技を初めてみました。

そして、安藤美姫は、鈴木明子は…


彼女たちがもう一度銀盤に降り立ったとき、何をみせてくれるだろう


その時が待ち遠しい。

おもち

ほぼ徹夜で仕事をして、疲れて眠くて、部屋も荒れて、心も荒れて、ぼろぼろでした

それでも仕事に行かなきゃ……

ため息しながら鍵をしめ、家の前の駐車場に向かってとぼとぼ歩いて、ふと前をみるとそこには、おもちがありました。

遠い空に、真っ赤になったおもちが浮かんでいて、それがどんどんふくれていきます

なかなかお目にかかれない日の出でした

「きれい」よりも先に「おいしそう」でした
おもちにぼーっと見とれていると、通りかかったおじさんが「おはよう」って声をかけてくれて、そんな瞬間僕の心は幸せでいっぱいになります

「あぁ、大丈夫なんだ」って、「やっぱりこの世界は素晴らしい」って、「なにもかも愛してる」って。

おもちが教えてくれるのです

星磨きウサギ

一億百万光年先の星からきたウサギは星を磨く。
磨いた星がもし輝けば、恋が実るという。
でも、星を磨けるのは、一生にただ一度きり。


ウサギは星を磨く。
夕暮れどきにひとりブランコのそばで泣いている女の子のために、クマの毛皮をまとった王様のために、中世ヨーロッパの農場で働く青年のために、氷河期の超高層ビルに住むメガネ男のために、やさしいおばあさんのために、そして……



愛のカタチはいろいろです。


『星の王子さま』のように、大切なものを優しく教えてくれる絵本でした