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嬉しいことに芸術に触れる機会の多い日が続いています。まさに芸術の秋
1日目 「スーパーエッシャー展」
これはM.C.エッシャーの有名なだまし絵です。どこがおかしいかすぐにわかりましたか?
「ある特異な版画家の軌跡」と銘打たれたこの美術展は、エッシャーの作品の移り変わりをみていくことでき、エッシャーに対する考えがガラリと変わりました。(いままでは「おもしろいだまし絵を描く人」くらいにしか思っていませんでした…ごめんなさいエッシャーさん)
「この人には世界はどんな風にみえていたんだろう…?」
本当の芸術家の作品に出会ったとき、いつも考えさせられます。
2日目 「タンゴ・冬の終わりに」
シアターコクーンで上演中の蜷川幸雄演出、堤真一主演の舞台です。シアターコクーンはいつも豪華な顔ぶれなのでチケットがとりにくく、今回も立ち見でしたでも堤真一は舞台でもすごくよかったです。
他人の言葉でしか自分を語れない役者の狂気は、自分のなかにも見つけることのできるものでした。でもそれは悪いものじゃない気がするのです。
「演じる者」の狂気は、「共演者」ばかりでなく「観客」までも、半ば強制的にそのなかに巻き込んでいく。そして、その舞台が悲劇であれ喜劇であれ、誰もが「演じる者」であると同時に「共演者」であり「観客」なんだ。
3日目 「黒蜥蜴」
ベニサンピットで上演中の舞台です。ベニサンピットはすごく小さな劇場で、もう古くてボロボロで、「え!?これが劇場?」みたいな外観で、でもだからこそ舞台が近くて(距離も気持ちも)すごく好きな劇場です
『黒蜥蜴』は、江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が舞台にしたもので、毒があるけどロマンチックな台詞が印象的で、なんというか演劇らしい演劇でした。ドキドキしたりしんみりしたり、素直に楽しめました
これからもどんどん芸術に触れていきたいと思います。もしおすすめの美術館や舞台があったら、ぜひ教えてください