この素晴らしい世界を生きるために
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夜のあいだ、ほとんど眠らずに、自分の物語のように、読み通しました。
これは、「生」と「ゆるし」の物語。
この本に出会えて、僕の人生は変わるかもしれない。
なんて言うと、大げさかもしけないけど。
いつか-いまじゃなくて、いつかでいいから、僕も僕をゆるしてあげたいと、願うことができたんです。
「でもな、シュン、俺は思うんだけどな、人間は前ばっかり向いてるわけにはいかないんだよ。下を向いたり後ろを振り返ったりするのが人間だと思うんだ」
「それはわかるけど・・・・・・わざわざつらくなる思い出を振り返ることはないだろ」
「違う」
きっぱりと-いや、もっと強い口調で、雄司は言い切った。
「振り返らなきゃいけない思い出なんだ、戻らなきゃいけない場所なんだよ、カシオペアの丘は」
ほしは、みえないよな、ひるまは。
「うん・・・・・・」
でも、ほしはあるんだよ、ずっと、そらに。あさでも、ひるまでも、ゆうがたでも、はれたひでも、あめのひでも、ゆきのひでも。
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