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『1Q84』を読んだ後に、そういえばしっかり読んだことがなかった『ノルウェイの森』を

改めて、この小説がそんなに売れたということがちょっと不思議。
決して駄作とかいう意味ではなく、作品全体を包むあの曇り空と、どうしようもない閉塞感と喪失感は、多くの人が共感できる類のものとは思えないから。

そう、決して「おもしろい」小説ではない。

ただ、「死」を生の向こう側にある遠いものとしてではなく、生が含む死或いは死が含む生として身近に置くこと。
そして、たとえ死が身近なものでも大切な人を喪うことは、耐え難く悲しく辛く淋しいということ。

そんな喪失感を知りながら、それでも人を愛し求めること。

それらは共感できるものだった。
だからこそ字を追うことに、痛みを伴う作品でした
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