この素晴らしい世界を生きるために
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ちょっと前に読み終わっていたんだけど、どう書いていいかわからなくて迷っていました・・・。
「失う」ということは、やっぱりつらく悲しい。
それがどうしようもないことであっても、たとえ「約束」であっても・・・。
なにも失わないということはない。
それでも、なにもかも失うということもきっとない。
大切な大切なものは、いつもそばにある。
刺すように痛いけれど、やっぱり宝物のような言葉でいっぱいでした。大事な本です
「あのね、人が出会うときにはどうして出会ったかっていう意味があって、出会ったときに秘められていた約束っていうのが終わってしまうと、もうどうやってもいっしょにいられないんだよ。」
自分は被害者だ、だまされた、相手がひどいというふうに思うと、うそでも一瞬は楽になるのだが、ほんとうのことではないのでいつしか重くなってくる。
肉が切り裂けるような真実のほうがいつだって絶対にましなのだ。
楓の手はいつまでも強く私の手を握っていた。
「お口があるんだから、お話すればいい。」
私は言った。
楓は笑った。
「変なことをたくさん聞かせてごめん。」
「人間なんだから、当然よ。」
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