この素晴らしい世界を生きるために
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またゆっくりゆっくり大切に読みました。
そうやって読むことができました。
“失われたもの”を想って、涙がでました。
まだ涙を流すことができました。
そうして読み終えたのは、夕方というにはちょっと早い、日が傾いて光が溢れるような時間でした。
僕ははじめて、この一瞬にだけみえる色が、とても好きなのだと気づきました。
好きな人の、生の声にはものすごい力があるんだ・・・・・・と私はがく然としていた。私が思っていたよりもずっと、人の、生の反応だとか、手の感触だとか、表情だとか、声の響きに直接触れることは、すごい力を持っているんだ。
「もう決して枯らさない」
できもしない約束を私はしようとした。しかしその時、
「いいよ、枯らしても、わざとでなければ、仕方ない。また、育てればいいから。サボテンは種全体でサボテンなんだ。だから、大丈夫だよ。」
と真一郎くんはまた魔法の言葉を言った。
「どうやっても、逆立ちしても、今しかない。あまりにも苦しい気持ちになるから、人はそれに気づかないふりをしているんだと思う。(中略)
あと何回桜を見るのか、冬が来て、お正月があって、お餅を食べるのはあと何回なんだろう。数えることができるほどしかないのは確かなんだ。毎日のように顔を合わせる人たちとも、雫石とも、いつかどうにかして別れるだろう、毎日が続いていてほしいという気持ちでいっぱいになって、僕はたいていこの世のことがみんな好きなんだ。」
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