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『情熱大陸』に取り上げられたピアニスト、アリス=紗良・オットさん。
「3歳のとき、何かがほしいとか嬉しいとか、ボキャブラリー(語彙)が少なくてうまく伝えられなくて悩んでた。そんな時ピアノを聴いて、これなら言葉よりもっと伝えられると思った。」
という話をしていました。
そのピアノを聴いて、鳥肌が立ちました。
彼女がピアノを弾く姿や音からは、言葉より確かに深く伝わってくる。
リストの超絶技巧曲を弾きこなす技術以上に、多くのものを天から与えられたピアニストなんでしょう。
愛するおばあちゃんの臨終に立ち会えなかった彼女は、電話越しに「ありがとう」を伝えるためにピアノを弾いたそうです。
きっと彼女にとって、何よりもその大切な気持ちを伝えられる方法だったのでしょう。
言葉を越えて、本当に大切なことを表現できること。
それはピアノやバレエや彫刻や、何も芸術だけでなく、花を咲かせることや手を差し出すことも。
本当に大切なことは言葉にしようとすると、こぼれていってしまうような気がする。
でも、言葉じゃ大切なことは何も伝えられないなんて思わない。
変に聞こえるかもしれないしれないけれど、言葉を言葉で越えていきたいとも思うんです。
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